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「オーガニック化粧品」ってどんなもの?

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オーガニック化粧品を扱うメーカーは、最近よく見かけますね。「お肌に優しそう」「天然のものだけ使用しているイメージ」「合成物や保存料など刺激の高いものは入っていない感じ」「環境に配慮していそう」など、色々とイメージはあるのですが、実際はどうなのでしょうか?

オーガニック認証の現状

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オーガニックとは「命の根源」という自然の営みを意味する言葉です。

日本で「オーガニック」とは、日本で有機JAS認証(2001年より)された、農薬や化学肥料を使用していない農産物で認定された農産物しか名乗ることができなくなりました。

昔から農薬や化学肥料を使用していない農家さんでも、お金を出して認証を取得しなければ「オーガニック」や「有機」という言葉を使うことは出来なくなったのです。利益の薄い農作物で認証の為の費用を捻出することは、特に小規模な農家さんにとっては大変なことのようです。ある程度の基準は必要ですが、難しい現状があるのですね。また、化学肥料や農薬と無縁であっても、野生の植物は有機の認定は受けられません。

オーガニック認証の化粧品でも石油系?

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化粧品でいうならば、そのオーガニック認証を受けた植物を使用した化粧品しか「オーガニック化粧品」と名乗れません。裏を返せば、ひとつでも(ほんの微量でも)オーガニック認証を受けた植物を使用していれば、オーガニック化粧品と名乗れるということになります。ちょっと驚きではないでしょうか。海外を見れば、世界統一された基準も無く、各国それぞれの認証団体が認証をしている状況です。

また、有機やオーガニック認証された植物を使用していても、石油系合成成分(例えば、合成界面活性剤や合成防腐剤)を使用してあるものが、「オーガニック化粧品」として認証されている場合も少なくありません。

「オーガニック化粧品」認証を受けているから“石油系の原料が使用されていない”ということでは全くないのです。この辺りが、イメージ先行で勘違いしやすいところですね。

各国、各団体のオーガニック認証機関

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日本では、農作物の有機JAS認証のように国が定めたオーガニック化粧品の基準はまだありません。他国でも民間の認証機関が多いようです。世界のオーガニック認証機関は、それぞれの定義が違っています。主な機関の基準をみてみましょう。


□BDIH(ドイツ)民間団体、自然化粧品(ビオコスメ)の認定(オーガニック認定ではない)

石油系製品は基本的に使用不可。しかし、安息香酸、サルチル酸、ソルビン酸、デヒドロ酢酸、ベンジルアルコールなど石油由来の合成防腐剤は使用許可されている。(ちなみに、これらは日本では旧指定成分です)


□ECOCERT(フランス)民間団体、農産物、加工食品、オーガニックコスメ

植物性成分が最低でも50%が認証された有機農法由来であること。オーガニック基準については95%が有機原料であること。
遺伝子組み換え植物原料使用不可。5%の石油由来の合成成分を認める。


□DEMETER(ドイツ)民間団体、農産物、加工食品、オーガニックコスメ
石油系の合成成分(香料、着色料、保存料、界面活性剤)は使用不可


□SOIL ASSOCIATION(イギリス)、民間団体、農産物、加工食品、オーガニックコスメ
遺伝子組み換え不使用、土壌を使用しない栽培方法禁止。農薬、化学肥料使用禁止。
人工ナノ物質禁止。肥料も遺伝子組み換え禁止。


□USDA(アメリカ)国家機関、農産物、加工食品、オーガニックコスメ

石油系の合成成分は使用不可


□Nature(ベルギー)民間団体、農産物、加工食品、オーガニックコスメ

石油系の合成成分は防腐剤で一部使用可。
ただし、パラフィン、PEG,プロピル系、アルキル系など使用不可。


他の団体

□COSMEBIO(フランス)民間団体、化粧品

製品の原料の95%以上が自然原料であり、残り5%は指定以外の化学原料使用不可。原料の10%以上がオーガニック。
植物原料の場合は、95%以上がオーガニックであること。イオン化処理の禁止。化学香料は使用不可。


□ECO CONTROL(ドイツ)民間団体、化粧品

石油系界面活性剤使用しない。乳化剤、界面活性剤は制限付き使用可。保存料は植物性使用のこと。
効果が皮膚科学的に認証されているものを使用する。殺傷した動物由来の原料は使用不可。


□AIAB(イタリア)有機農業生産者団体

農産物、加工食品、オーガニックコスメ
すべての原料が自然由来のものであること。使用する原料は全て有機認証を受けているもの。


□ICEA(イタリア)

天然由来95%以上。合成着色料、合成シリコン、合成染料、合成誘導体の使用不可。
遺伝子組み換え不使用。


□ACO(オーストラリア)
石油由来の合成成分は使用不可


□COSMOS(ベルギー)国際NPO

石油系の合成成分は一部使用可(安息香酸、サルチル酸、ソルビン酸、ペンチルアルコール、デヒドロ酢酸)
コスモスオーガニック=農業系材料のうち95%はオーガニックにしなければならない。完成品は20%をオーガニック。
コスモスナチュラル=オーガニック原料使用の条件無し。
遺伝子組み換え作物使用禁止

真のオーガニック化粧品とは

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いかがでしたか?各団体でオーガニック認証の基準を設けていますが、なかには旧指定成分が含まれていたり、必ずしもイメージ通りの基準ではないようです。しかし真のオーガニック化粧品とは、石油系合成成分や植物に石油系合成成分を使用したものではなく、100%天然で自然界に存在するものであるのが理想ではないでしょうか?このあたりは、残念なことに現実とは違うのです。

日本や各国地域では、有機やオーガニック認証をうけた植物でなくとも、昔から農薬、化学肥料、除草剤を使用せずに育った植物があります。それらと鉱物など天然成分100%でできている化粧品が、非常に少ないですが、少しずつ販売されてきています。

それでも、消費者にはなかなか違いが判りやすいとはいえません。日本国内においても真のオーガニック製品の基準を考える時期がきているように思います。